コラム第3回

コラム第3回・・・宇都宮線のグリーン車で

-阪神vs浦和vsおまけの読売-

2007年の秋に神宮球場にナイターを観戦に行ったが、その帰り道・・・

この年の6月に当時在籍した会社の都合で茨城県古河市に転勤になり、まだそれ程時が経過していない頃だった。

阪神勝利後、当時住んでいた古河に帰る途中だった。
勿論阪神が勝ち、優勝の可能性もあったのでご機嫌な阪神ファンが多かった。
・・・しかし水道橋駅より「見るだけで気分の悪くなる」橙色のタオルを首にぶら下げた連中が乗車。どうやら読売も勝ったみたいなので、お互いの姿を見てムカッとする程度だった。
古河へ行くには秋葉原→上野と乗り換えないといけないのだが、秋葉原で浦和レッズのサポーターとも遭遇。
この日は横浜Fマリノスとの試合が日産スタジアムであったようで、その帰りの大群を遭遇してしまった。(※横浜Fマリノスとの試合と判明したのは、上野に向かう際に乗車した京浜東北線の電車に横浜サポーターがいたからである。)

上野からは宇都宮線に乗り換えるのだが、宇都宮線の電車にはグリーン車がある。古河までは1時間かかるので、追加料金を払ってグリーン車に乗るほうが楽に帰れる。
そして到着した電車のグリーン車には、多数の阪神ファンと浦和サポーターが殺到し、2階席は見事に阪神の縦縞と浦和の赤で占拠された。
それを知ってか知らずか2階席に向かった読売ファンは、脱兎の如く去ってしまった。多分1階席に逃げたと思われるが・・・
そして宇都宮線の電車は動き出した。

浦和では当然ながら多数の浦和サポーターが降りたが、まだまだ多数残った。
そして大宮・蓮田・・・と進むにつれて浦和サポーターが降りていったが、阪神ファンは余り減る気配が無い。 埼玉県の最北端に位置する栗橋駅を過ぎると、見事に浦和サポーターはいなくなった。
しかし阪神ファンはまだまとまった人数がいる。
その次の古河駅で降りたものの、その先の栃木県方面に向かう阪神ファンは結構いた。
・・・関東地方に引っ越して間もない管理人が、関東在住の阪神ファンのすごさを思い知った夜であった。