コラム第2回

コラム第2回・・・阪神戦をテレビで見る

昔は巨人戦以外の野球中継しか放送されなかったので、長い間望むような野球観戦が出来なかった。 一方で「関東のファンは熱心に応援する」と言う下地を構成したと言う事実は否めないが。

○サンテレビジョンを羨む

サンテレビは神戸市に本社がある兵庫県のローカルテレビ局(大阪府でも視聴可能)であり、阪神戦を試合開始から試合終了まで完全中継(日時をまたいだ試合も、最後まで中継した)と阪神ひいきの姿勢を隠さない中継で、全国的に有名である。
この存在を東京の阪神ファンが、どれだけ羨ましがったことか・・・

だが「東京」としたのは、たまにテレビ神奈川等でサンテレビ製作の中継を見る事が出来るからである。但しこの時は、完全中継ではないが・・・

○東京MXテレビの誕生と撤退

2007年頃まで、たまにサンテレビ製作の野球中継を放送するようになった。これで阪神ファンは大変喜んだ・・・が、いつのまにかソフトバンク戦の中継に取って変わられた。

○スカパー

その後CS放送局が誕生した。
様々な経緯があったが、現在はスカパーに入会すると全試合のテレビ観戦が可能になった。
しかし問題もあり、非常に高かった。
チューナー・アンテナがまず高く、更に有料放送局の選択で相当なコストがかかった。

○ケーブルテレビのスカパー送信

その後、特定地域の難視聴対策から始まったケーブルテレビ局が各地に誕生した。
だが有料放送とするからには普通に地上波放送を流す・・・だけでなく、スカパーの各局を販売するようになった。
又ケーブルテレビ局によっては、以前より阪神戦を中継していたスカイAを基本プランに組み込んで販売する等、気軽に見れる状態に近づいてきた。

○BS局の阪神戦中継

民放のBS局がデジタル放送化で次々と開局していったが、その際に巨人戦を含めた野球中継をBSで放送するようになっていった。
関西地方では前述のサンテレビとの競争に苦戦したNHKも、2チャンネル保有する強みを生かして時々阪神戦を中継しており、他の民放も阪神贔屓とは言えなくとも無料の全国放送で観る機会が増加した。

○ネット中継

インターネットの技術向上とブロードバンド回線の普及のより、パソコンの動画サイトを利用して中継が行われるようになった。
又ネット回線でスカパー各チャンネルを見る事ができるサービスもある。
無料・有料様々であるが、観る機会が増加した事はありがたいものである。

○それでもライブにはかなわない

確かに阪神戦をテレビ・ネットで観る機会は増えたが、やはり実際に球場で観る迫力にはかなわないと思う。
実際に見る選手の動き・迫力のある応援・・・

あの迫力は、自宅では味わえないと思う。